Windows Server 2022 をインストールしよう(その1)

Windows Server 2022
Windows Server 2022

インストーラーを手に入れたら、早速、インストールしてみよう。ここではインストール時には決めておかないといけない(もしくは決まっているであろう)ハードウェア構成とそれに合わせたWindows Server 2022 のインストール手順について説明します。

インストールに使用するISOファイルの入手については前回の記事を参考にしてください。

1.初めに

エディションについて

Windows Server 2022 では、 Standard、Datacenter、Datacenter: Azure Edition の3つが用意されています。今回は、「Standard」エディションをインストールしていきます。

各エディションの機能の違いについてはこちら

参照元 : https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/editions-comparison-windows-server-2022

ハードウェア要件

■プロセッサ

・1.4 GHz 64 ビット プロセッサ

・x64 命令セット対応

・NX と DEP のサポート

・CMPXCHG16b、LAHF/SAHF、および PrefetchW のサポート

・第 2 レベルのアドレス変換 (EPT または NPT) のサポート

■RAM

・512 MB (デスクトップ エクスペリエンス搭載サーバー インストール オプションを使用したサーバーの場合、2 GB)

・ECC (誤り訂正符号) 型または同様のテクノロジ (物理的なホストの展開の場合)

■記憶域コントローラーとディスク領域の要件

・32GB

■ネットワーク アダプター

・毎秒 1 ギガビット以上のスループットが可能なイーサネット アダプター

・PCI Express アーキテクチャの仕様への準拠

■その他

・DVD ドライブ (DVD メディアからオペレーティング システムをインストールする場合

参照元 : https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/hardware-requirements#storage-controller-and-disk-space-requirements

2.今回の構成について

今回のインストール例でのハードウェア構成は以下の通り。

項目内容備考
プロセッサ2コア本来は同時に動作するアプリケーションやプロセス数を元にコア数を求めるべきですが、手順の流れ確認の為なので、割り当てはこれだけ。
RAM4GBOS分(2GB) + 余剰分(2GB)
本来は同時に動作するアプリケーションやプロセスで消費するメモリ量を元に求めるべきですが、手順の流れ確認の為なので、割り当てはこれだけ。
ディスク領域C:60GB
D:10GB
E:10GB
F:10GB
※とりあえず今回はこういう想定でインストールしています。
・ページファイル、メモリダンプはシステム領域とは異なるドライブに保存。
・メモリダンプ方式は、「アクティブメモリダンプ」を採用。
・CD/DVDドライブのドライブレターは、「Z」を使用。

C: システム領域 (OS分(今後適用されるのパッチ等の容量を含む)(32GB) + システム領域にインストール必須のプログラムや格納するデータ)を加味して余裕を持って → 60GB
D: ページファイルとメモリダンプ領域((物理メモリ量(4GB)+余剰(0.5GB))×2 以上) → 10GB
E: プログラム領域 → 10GB
F: データ領域 → 10GB
ネットワークアダプタ2個・サービス用
・管理用
その他・UEFI

仮想メモリとメモリダンプ領域の見積りの考え方については、こちらのサイト(Windowsシステム構築ガイド – PRIMERGY 技術情報 : 富士通)の情報を参考にしています。

参照元 : Windows Server 大容量メモリダンプ ファイル設計ガイド

3.インストール

1.インストールメディアをセットし、電源を入れる。

2.セットアップ画面で、必要事項を指定して、「次へ」ボタンをクリックする。

一般的には変更するとしても「キーボードの種類」ぐらいだと思われます。

3.「今すぐインストール」をクリックし、インストールを開始する。

4.インストールするオペレーティングシステムとして、「Windows Server 2022 Sstandard Evaluation(デスクトップエクスペリエンス)」を選択し、「次へ」ボタンをクリックする。

5.ソフトウェアライセンス条項の同意にチェックを入れ、「次へ」ボタンをクリックする。

6.「カスタム」をクリックする。

7.インストール先の場所(今回はドライブ0(60GB))を選択し、「次へ」をクリックする。

8.インストールが開始されるので、完了するまで待ちます。

今回は、インストールメディア、および、インストール先ディスクはSSDを使用しているので、3分ほどで終了しました。

9.インストール完了後、Administratorアカウントのパスワード設定画面が表示されるので、パスワードを入力し、「次へ」ボタンをクリックする。

10.パスワードの設定が完了するとこのような画面が表示される。

11.「Ctrl + Alt + Del」を押して、Administratorアカウントのログインパスワードを入力し、「Enter」キーをクリックする。

12.ログインするとこのような画面が表示される。

こちらに続きます。

スポンサーリンク

コメント